入ったら終わりと言われているブラック企業ですが、日本ではかなりの企業がブラックと言われています。
有給休暇を取らせてもらえなかったり、給料は求人に書かれていた情報よりも低かったり、残業代が出ないのに終電まで働かされたり、ブラック企業の最悪な部分を挙げたらきりがありません。
長く働くからには労働環境は何よりも大切です。
今回は100%ではありませんが求人情報等からブラック企業なのかどうかを見抜く方法についてまとめてみましたので、現在就職活動中の方はぜひ参考にしてみてください。
ブラック企業の特徴
ブラック企業を入社前に完璧に見抜くことはできませんが、求人情報等によってある程度見抜くことは可能です。
ブラックと言われている企業は求人も同じような傾向が見られるため、その傾向について今回はご紹介します。
- 残業が少ない割に給料が高い
医者など高給取りの職業は別として、残業が少ないことをアピールしているのになぜか給料が高く設定されている会社は要注意です。
例えば・・・
・勤務時間9:00~17:30。
・残業は月1時間程度と少なめです。
・初給料・・・約35万円
とまぁこんな感じ。
一見、超好待遇の会社に思えますが、一般的な職業で給料が30万円を超えることはほとんどありません。
高い給料を払っているのには必ず裏があります。
例えば、みなし残業となっており実際は終電まで働かされてこの給料。
ボーナスなしで、残業代も支払われない。
私は既卒ですが、残業少なめと書かれているにも関わらず給料が20万円後半の金額に設定してある会社は危険だと思うのでエントリーしたことがありません。
- 社員数に比べて採用人数があまりにも多い
これは新卒の場合にありがち、そして見抜きやすいと思います。
例えば社員が140名で新卒採用枠が70名の会社(実際私が内定を貰った会社です)
人事の方に去年の採用数について尋ねてみると「70名」という回答。
つまり、今年と去年の採用数だけでもう140名いるわけです。
普通に考えてこの比率は明らかにおかしい。
これってつまり、それだけ辞める人(離職率)も高いということを示しているのです。
営業職など離職率が高い職種の場合はこういった傾向が顕著に表れるので、求人を見たらまずはその会社の社員数と採用人数を確認してください。
企業によっては採用人数が書かれていない場合があるので、説明会や面接で聞いてみると良いかもしれません。
- 入社前に働かせようとする
これは正直あまり参考にならないかもしれませんが、私がまだ大学4年生だった頃に実際にあった話です。
説明会でその会社の話を聞いていると、入社前に希望者はアルバイトとして働かせるというものでした。
しかし、実際は強制参加。
アルバイトでなくとも研修などと偽って、まだ入社していないのに何度も会社に呼び寄せいるような企業はブラックの可能性が高くなります。
会社としては研修のコストを削減するためにこのようなことを行うのです。
普通の会社でも1回や2回は勉強会をすることはあるかもしれませんが、何度も研修をやらせようとする会社は疑った方が良いです。
最もこれに関しては内定が取れた後の話になるので求人情報だけで見抜くのは難しいと思います。
- 頻繁に求人募集をしている
要は人が足りないということです。
これを突き詰めていくと採用してもすぐに辞めてしまうため、すぐに募集する→離職率が高い→労働環境に問題がある→ブラック企業の可能性が高いということになります。
ホワイト企業なら頻繁に募集をかけることはまずありえません。
ちなみに私の友人が入った会社は離職率80%なのでかなり頻繁に募集をかけています。
- 平均年齢の若い会社
ベンチャー企業にありがちな特徴です。
平均年齢が若いということは、それだけ理解もありますが、若いが故に尋常じゃない仕事量を押し付けられる可能性があります。
普通の人はこなせないような仕事量でも「若いんだから体力あるでしょ」みたいな感じで気付いたら終電帰りです。
いわゆる体育会系のノリが強い会社はこういった傾向があるので、注意してください。
こういった会社は頻繁に飲み会、イベントを催すことがあり、写真も求人にアップしているのでわかりやすいかと思います。
- 「学歴不問」「やる気さえあれば大丈夫」
求人情報を見ているとこういった募集をしている企業を見かけたことがあると思います。
確かに既卒なんかは内定が取りあえずほしいので、応募しがちですがこのうたい文句を使っている背景を考えてみてください。
もし、その企業がある程度定着率の高い会社ならこんなうたい文句は使いません。
これは本当に人手が足りなくて困っている。誰でもいいからとにかく来てほしいという思惑があるのです。
「未経験者歓迎」ならまだいいのですが、これに「学歴不問」まで付くと、ちょっと注意してください。
- 電話越しでかなりがやがやしている
実際にこれは私が経験したことなのですが、エントリーした企業から電話した時のこと。
「このたびはエントリーして頂き、有難うございます。」と言いながら、後ろの方がかなりざわざわしていました。
労働環境が整っていない、または荒れている企業は電話越しでその会社の雰囲気が伝わってきます。
しかも、いきなり電話で「当社を志望した理由を教えてください」など質問されました。
ちょっと普通の企業とは異なる雰囲気だったので、そのまま面接はキャンセルしました。
- 即採用される
あくまでブラック企業の傾向ですが、面接の場で即採用された場合は疑った方が良いかもしれません。
電話で内定を出すのが一般的な企業ですが、離職率が高く、人手が本当に不足している場合は最終面接の場で「採用です」と言われることがあります。
私も誰でも良いから入ってほしいみたいな会社の面接を受けたことがありますが、2次面接の場で内定を出されて、さらに入社日もその場で決める流れになりました。
こういった会社は総じて離職率が高いと判断することが出来ます。
ブラック企業を99%見分ける方法
求人意外でもブラック企業かどうかを見抜くことは可能です。
私は面接に行く前にその企業が本当にちゃんとした会社なのか、残業時間に嘘はないかなど知っておきたいので調べるようにしています。
ネットで調べてみると色々と情報サイトは見つかりましたが私のおすすめは「キャリコネ」と言う転職者用の口コミサイトです。
実際に調べてもらうとわかりますが、キャリコネはその会社で働いていた社員の口コミが書かれているので便利です。
【某企業のデータ】
求人情報と違い、働いている生の声が反映されているのはでかい。
私は転職者ではありませんでしたが、面接でどんなことが聞かれるのか知りたかったので登録しました。
ただ、無料で登録できるものの登録の仮定が割と面倒くさいので(前の会社の年収とか色々)注意してください。
実際の勤務時間はどれぐらいなのかとか知ることが出来ますし、よほど小さい会社でなければ検索して出てくるのでかなり重宝しています。
余談ですが、ブラックな会社は普通に口コミが悪いので一目でわかります。
調べてみると、他にも口コミサイトはあるものの、登録が有料だったりするので自力で会社の口コミを探すか、キャリコミを利用するかが良いと思います。
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