以前「既卒は新卒や中途採用に比べて内定が取りにくいという話」では結果的にそこまで内定率に差はないことをご紹介しましたが、それでも既卒=就職困難と言われています。
なぜ、そうなってしまうのか就活する上で気付いたことが多々あるので、今回はその内容について少しまとめてみました。
大半は転職エージェントの方から言われたことです。
新卒カードを捨てるとおしまい・・・この言葉は絶望感があるので嫌いですが、そこまで的外れではないのかもしれません。
時期によって比較される対象が異なる
既卒は就活する時期によって、比較される対象、いわば就活ライバルが異なっています。
例えば、新卒採用の時期、入社日が新卒と同じ時期になると新卒扱いされることが多いですが、その他の時期は中途採用と同じ枠組みとなります。
つまり、既卒のライバルは新卒、もしくは就職を経験している中途採用ということです。
中途採用と比較されると勝てない
企業は慈善団体ではありませんので、既卒に慈悲を与えることはありません。
例えば、6月頃から既卒が就職活動を行おうとすると当然ライバルは同じ既卒、もしくは転職活動をしている人ということになります。
あるAという企業が求人を出していて、内定を取るにはその転職活動者よりも上をいかなければなりません。
しかし、中途採用の採用基準は今までの経験が主です。
就職して、最低限の社会人マナーを持っている転職活動中の人と学校を卒業して何の社会人経験を持たない人どちらを取るかは明白です。
昔、某服屋でアルバイトをしたいと思って、その服屋でよく服を買っていた私はアピールするために面接当日、トータルその服の商品でコーディネートしました。
しかし、結果的には不採用。
その理由は「フリーターが一人入ることになったから」だそうです。
確かに学生の私とフリーターを比べるとシフトに入れる時間は私の方が短いですし、フリーターを採用するのも当然です。
この経験はたかだかアルバイトの話ですが、就活も結局同じこと。
既卒が内定を取るためには面接で転職活動中の人よりも採用したいと思わせる何かを人事に伝えなければならないのでしょう。
新卒と比べるとチャンスはある
中途採用者の枠組みで勝負するよりは、新卒の枠組みで勝負した方がまだ公平な扱いをしてもらえます。
新卒と既卒の違いは大学を卒業しているかどうかだけです。
確かに既卒は就職せずに卒業してしまったため、その分空白期間という大きなハンデがありますが、それ以外では新卒と何も変わりません。
時期によってもそうですし、企業によっては既卒を新卒として扱ってくれるとこもあるので、そういった求人を探すと内定率を上げることが出来るかもしれません。
ただ、新卒者はあまりにも数が多いので、転職活動者よりもはるかに多い分母となります。
その中で内定争いをするというのはやはり厳しいのかもしれません。
既卒で内定が取れない理由
以上のことをまとめると既卒者で内定が取れない理由は大きく分けて二つ。
- 中途採用枠では転職活動中の人と比較されるため社会人経験がない既卒は不利になる
- 新卒採用枠では多くの数多くの新卒がライバルになるため、分母の数で内定率が下がる
ということです。
ここまで聞くと確かに既卒って絶望的と言われるのも頷けます。
が、しかし、私自身が既卒ニートで内定を貰っているように、内定が貰えないというわけではありません。
既卒者が内定を取るには
これを踏まえた上で既卒が内定を勝ち取るには、それなりの戦略を練る必要があります。
- 大手や人気企業に採用してもらえることはほとんどないので応募しない
- 書類選考では空白期間で落とされるので応募しない
- 面接が合計で2回ほどしかない企業を選ぶ
私が実際に就活の際に注意しているのはこの3点です。
というか、就活していく内に気付いたことですね。
大手や人気な企業は倍率もそれなりに高いので応募するだけ時間の無駄なように感じました。
それと書類選考があると、面接にたどり着けません。
それぐらい厳しいです。
ただ、既卒の場合、というか転職活動者もそうなんですが新卒と比べると面接回数が少ないのが最大のメリットです。
例えば、面接が2回しかない企業に応募すれば、一次面接さえ通ってしまえば二次面接は最終確認のようなものなので内定が貰えます。
私が初めて内定を貰えたのは2回しか面接のない企業でした。(仕事の内容が思っていたのと違ったので断りましたが)
後は、数をとにかく打つこと。
詳しくは「就活で内定を貰いまくった人からのアドバイスまとめ」を参考にしてみてください。
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