心理学を駆使して徹底的に内定を取りやすくする方法を考えてみた

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心理学を駆使して徹底的に内定を取りやすくする方法を考えてみた

世間では人と仲良くなる時や異性と付き合う時に無意識、あるいは意識的に心理学を使っているそうです。

さらに社会人になると営業の方は特に研修段階で心理的に成約率を挙げる方法をたたき込まれることが多いです。

トップセールスマンは間違いなく心理学を駆使して商品を売り込んでいますし、モテる男性や女性も人の心理を上手く利用しています。

そこで思ったのですが、こって内定を取りやすくすることにも利用できるんじゃないかという事。

私も昔から心理学を少しかじっていたので、今回は面接で徹底的に内定を取りやすくする方法を心理学の観点から探ってみることにしました。

心理学を駆使した面接攻略法

私は完全に理系人間なのでデータや研究の結果を信頼していますが、今回紹介する面接攻略法の中には裏付けがなされていないものも含まれています。

私が実際に試してみて「これは効果ありそうだな」というものを中心に紹介していますので参考にしてみてください。

面接を受ける曜日

面接官も人ですから、曜日によって多少なりとも採用率に差が出来るような気がします。

例えば、土日が休みの会社だと「月曜日は仕事のやる気が出ない」「金曜日は休日前だからテンション上がる」とかそういった心理的な誤差が出てくるでしょう。

そうなると、自然と面接日を指定できるなら週末に近い金曜日が一番好ましいと言えます。

自分が面接官だったら月曜日に面接に来た方よりも金曜日に来た人の方が少し劣っていたとしても、週末前の微妙な心の影響を受けて採用してしまう気がいます。

まぁこれに関しては、実験データも心理的研究もなされていないので推測の域を出ません。

あくまで「もし曜日を指定できるとしたら」の話なので参考程度にとどめておいてください。

面接を受ける時間帯

新卒の場合は受験者数が多いので面接の時間帯があらかじめ決められていることが多いですが、既卒や中途採用の場合はこちらで面接の時間帯を指定することが良くあります。

もし時間帯を指定できるのであれば「午後一、もしくは夕方」が良いでしょう。

人間は体内の血糖値によって頼み事の承諾率に影響を与えていることが研究によりわかっています。

科学専門誌「Proceedings of the National Academy of Sciences」に掲載された2010年の論文によると、決断によっては、血糖値が大きな影響を与えることがわかっています。相手が空腹の状態の時に頼みごとをすると、断られる可能性が高くなるのです。

参照元:lifehacker

 

心理学では食事中に頼み事をすると受け入れてもらいやすくなると言われていますが、血糖値が関係しているので食事直後も同様です。

研究グループは、朝食と昼食の直後に、判事が仮釈放を認める可能性がもっとも高くなることに気づきました。平均すると、判事が食事をとった直後には、仮釈放の訴えの約60%が承認されています。この数値はゆっくりと下降線をたどり、次の食事をとる直前になると、仮釈放の訴えが認められる割合は約20%まで落ち込みます。体内の血糖値が下がると、仮釈放してその結果を受け入れるという「能動的な選択」を行う意欲が低下し、次の日程まで仮釈放を延期させるという「受動的な選択」をするようになるのです。

 

40%も上下するのであれば、内定率もかなり変わってくるのではないでしょうか。

 

で、午後一が無理な場合は夕方がおすすめの理由は疲れがピークに達している時間帯のため。

人は疲れを感じると脳が鈍り、意志力が弱まるそうです。

ある実験によって得られたデータなのですが、人間の購買意欲が高まるのは夕方から深夜と言われています。

夜は疲労で判断力が鈍っているため、感情や欲を満たすことに、ついついお金を使いがちになります。

参照元:Net Life Hacker

 

例えば面接で相手の意図している質問にちゃんと答えられなかったり、ミスをしてしまったとしても、そのミスを致命的なものとしてとらえられなくなる可能性があります。

まぁ、自分に自信のある方や面接に自信を持っている場合は判断力が鈍るという点は逆に良くない気もしますけどね。

第一印象を良くする

人の印象はだいたい3~5秒で決まると言われていますが、最近の研究によると人は1秒以下でその人の内面をある程度推測することが出来るそうです。

何が言いたいかと言うと、面接の内容うんぬんよりも第一印象がめちゃくちゃ大事ってことです。

 アメリカなどでは、第一印象を良くするにはどうしたらいいかという研究が、組織的に行われています。そして結果は、「実際に話が始まる前に、ほぼ印象が決まる」というものでした。

参照元:livedoor NEWS

 

具体的には「笑顔を作り、はきはきした声で挨拶すること」これだけです。

面接官は履歴書の写真を見ているとは言えど、どんな性格なのか、明るい子なのか暗い子なのかまでは判断が付きません。

そこで、面接官と対面した時にはきはきした声で挨拶をすると、「明るくて真面目な人」と印象付けることが出来ます。

ちなみに私は生まれつき目つきが悪いのでメガネをかけることで、真面目っぽさと目つきの悪さをカバーしています(笑)

第一印象ってのは服装の乱れとか、髪型、顏、姿勢によってもかなり左右されるので、改善出来る部分は改善しておいた方が内定率も高まると思います。

ある一つの特徴をアピールすると出来る人に思われる

これは既卒や中途採用の人よりも、むしろ新卒の人にとって超重要です。

就職活動は基本的にいかに自分を面接官や役員に覚えてもらえるかがカギです。

特に新卒の場合は周りにライバルがひしめきあっていて、内定の椅子の奪い合いです。

そこで、面接では他の人にはないような特徴をあえてアピールしまくってください。

そうすると面接官に自分を印象付けられ、さらに採用される確率も高まります。

 

わかりにくいと思うので例を出してみます。

ある会社に至って業績も平凡な新人社員が勤めていました。

しかし、ある日客先に外国人の方が・・・!

みんなが戸惑う中その平凡な社員が流暢な英語をペラペラと話し、見事に対応して見せたのです。

その一件以来、彼は職場内で仕事の出来るヤツとして認められました。

これは、業績とは全く関係のない「英語が喋れる」という一つの特徴によって、彼自身が凄いヤツだと思わせることが出来るというお話です。

これを心理学用語で「ハロー効果」あるいは「後光効果」と言います。

 

人がもっているある特徴を評価する場合に,その人についての一般的印象やその人のもつ他の特徴によって,その評価が影響を受けやすい傾向をさす。たとえば,ノーベル賞を受賞した自然科学者の専門外の分野における社会的発言が権威をもって受入れられること。

参照元:コトバンク

 

つまり、面接ではこういった特徴的なアピールポイントをしっかりと相手に伝えることで、例えそれが仕事に関係なかったとしても「なんか凄いやつ=こいつは仕事も出来そう」と思わせることができ、内定率を高めることが出来るのです。

よく面接官は人の一挙手一投足全てを見ているなんてことが言われていますが、そんなことはあり得ません。

ある一つの特徴を見ることで、その人の性格・仕事力がわかったつもりでいるだけです。

マジシャンが就活したらおそらく内定を貰える確率はかなり高まるでしょうね。

ちなみに、私の場合は特別英語が出来るわけでも、マジックが出来るわけでもないですが履歴書の趣味・特技蘭に「催眠術が出来ます」と書いています。

さすがに意味があるかはわかりませんが、面接官からツッコまれるの待ちです。

終わりの印象を良くする

小説や漫画、映画、アニメ、ドラマは終わりの出来で決まるように、また「終わりよければすべてよし」という言葉があるように、最後の印象は最初の印象と同じぐらいに重要です。

不快に感じる出来事があっても、最後に楽しいことがあれば、その楽しさの方が優先的に記憶に残るという性質が人間にはあるといわれています。つまり、「終わりよければ全て良し」という一種のプラス思考です。

参照元:マイナビウーマン

 

面接の終わりと言えば面接官からの「最後に何か質問ありますか?」という決まり文句があります。

もし質問がなかったとしてもこれは必ず質問すべきです。

質問することで「この会社で働きたい」というアピールが出来ますし、最後に真面目さをアピールしておくと相手に強く印象付けることも可能です。

質問内容に関しては「何か質問ありますか?」に対応するベストな回答例にまとめていますのでそちらを参考にしてみてください。

ちなみに、面接が終わったら「本日はお忙しい中、面接して頂きありがとうございました」と一言付け加えるとさらに良いと思います。

好意の返報性を利用する

心理学用語に「好意の返報性」という言葉があります。

これは好意的な対応をされると相手も好意的になるという意味なのですが、面接でも多いに使えます。

例えば、面接官がはにかんだら自分も同じような塩梅ではにかむだけでも好意的にとらえられます。

面接は緊迫した空気感がありますが、笑ってはいけないなんてことはありません。年末恒例特番じゃないですらね。

 

で、これを最後に持ってきたのには理由があります。

好意の返報性は面接でも力を発揮しますが、それ以上に面接を終わった後の方が効力があります。

具体的には面接があったその日に「お礼メールを送る」のが超重要です。

普通お礼のメールは内定が出た後などにする人が多いようですが、一次面接後などにお礼メールを送ることで差をつけることが出来ます。

【お礼メールの例】

株式会社○○○
人事部 △△様

[氏名]と申します。
本日はご多忙な中、面接の機会を賜り、誠にありがとうございました。

○○様のお話を伺うことで、貴社のビジョンや、アグレッシブな経営方針を
より深く理解することができ、ますます貴社で仕事をしたいという気持ちが強くなりました。

また、新規事業立案の話や海外展開についてもお話しいただき、感銘を受けました。
そのような新たな挑戦を続ける貴社の中で、会社の成長と自己の成長ともに実現することができれば
幸甚でございます。
ご面接いただきました○○様に、くれぐれもよろしくお伝えくださいませ。

末筆ながら、面接のお礼を申し上げますとともに、貴社のご発展と社員皆様のご多幸をお祈りいたします。

<署名>
氏名:○○○○
メールアドレス:○○○○@○○○○
電話番号:○○○○
住所:〒○○○-○○○○
(都道府県から町名、番地、建物名、号室を正確に記載)

参照元:転職Hacks

 

実際こんなに長くなくて大丈夫です。

「本日はありがとうございました。面接を通じ、ますます貴社に興味を持ちました~うんぬん」

とまぁこれを丁寧に言い換えた表現で十分です。

そもそも、お礼メールをする人自体が少ないので、差をつけることが出来ますし、返報性の原理により好感を持ってもらうことが出来ます。

 

内定が出やすい人というのはこういった心理的技術を無意識に使っています。

本当に羨ましい限りですが、これを実践するだけで内定が取れる確率を確実に上げることが出来ます。

参考までにどうぞ。

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